お店を本格的にオープンする前には、必ず何度もシュミレーションを繰り返して、できるだけ万全の状態で開業日を迎えるようにしましょう。
お客さまにとってあなたのお店のイメージは、第一印象で決まってしまいます。
最初に嫌なマイナスイメージを持たれてしまうと、そのお客様は二度とお店に足を運んではくれません。




などなど、お店をオープンすればさまざまな問題点が発生してきます。
繰り返しになりますが、雑貨カフェという業態では、雑貨商品の販売とカフェでの飲食提供を同時に行うことになりますから、ランチを作っている忙しい時に別のお客様が雑貨商品をお買上げになられるような場合も当然あります。
そのような事態が発生した時など、さまざまなケースを想定して、お客様に不快な思いをさせることのないようにあらかじめ対応パターンを考えておかなければなりません。
あなたの親しい友人や親族の方にお願いして、お客様の役をやってもらいながら何度も実際の動きをシュミレーションしてみることが必要です。
そのためにも、お店をオープンする場合には、はじめから 『 ○月○日オープン
』 というように開店日を決めて宣伝するようなことは出来るだけ控えて、最初は仮オープンのような形であなたや親族の友人、知人やその知り合い、ご近所の方、招待客など限られたお客様を対象としてお店をオープンしてみるのもおすすめです。
カフェコーナーで、フードメニューとしてランチや夜のディナーまでの提供を考えている場合には、取りあえず1週間ほどはランチのみに限定して、営業時間も短縮してやってみるという方法もあります。
その間に事前のシュミレーションでは予想できなかったような新たな問題点やあなた自身の目についたり、お客様に指摘していただいた改善点などがないかをもう一度再チェックし直してから、本オープンに万全を期すようにしましょう。
仮オープン中の失敗は、まだ何とかなりますが、本オープンをしてから一般のお客様への不手際は取り返しがつきません。
いくらシュミレーションを重ねて練習をしてきたとしても、実際にオープンしてみると、事前に予想もしなかったような事態が発生し、あわててしまうことも必ずあります。
今までに何百店もオープンさせている有名な全国展開のチェーン店などでも、オープン初日には、まごつくこともたくさんあるそうです。
この章の最初にも書きましたが、第一印象であなたのお店に対して悪いイメージを持たれてしまうと、そのお客様はよほどのことがない限り、もう二度と訪れてはくれませんから、できるだけそのようなことのないように注意して下さい。
そして、仮オープンからしばらく経験を重ねた上で、もうだいじょうぶ!と自信がついたら本オープンとしてチラシやタウン誌等に宣伝広告を掲載して、あなたのお店を広く知ってもらうようにしましょう。
来店していただいたお客様に、あなたの雑貨カフェを気に入っていただけたなら、きっと回りの人にクチコミで宣伝してくれて、日ごとにお店を訪れてくれる人は増えてゆくことでしょう。
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