お店の出店場所も決まったら、次はいよいよ店舗を改装して、あなたの理想の雑貨カフェを作り上げてゆく工程に入ります。
はじめて自分のお店を開こうとされているあなたにとっては、店舗の改装などは、どこに?どのように? どれくらいで? 発注すればよいのかなかなか見当も付かないと思います。
一般的に、商業店舗等の改装に関しては、工務店と呼ばれる業者に頼んで店舗の内・外装をやってもらうようになりますが、あなたがどのような雑貨カフェを作りたいと考えられているのかによって、店舗の改装にかかる費用も変わってきます。
例えば、内装も外装もきちんと施工して、カフェではランチやちょっとしたディナーも出せるようなお店にしたいのならば、当然コールドテーブル(作業台としても使える背の低い冷凍冷蔵庫)や業務用のオーブンレンジなど、それなりのフードメニューがこなせるレベルの厨房器具もそろえる必要がありますから、必然的に改装費は高額なものになります。
その逆に、雑貨の販売をメインに考えて、カフェコーナーでは珈琲や紅茶などの簡単なドリンク類を提供する程度ならば、厨房も家庭のキッチンレベルでも充分になります。
お店で扱う雑貨も、アジアン雑貨ならば、きれいな内装の店内よりも、むしろ手作り感のある少し雑然として雰囲気の方がお店のイメージとしてマッチする場合もあります。
雑貨商品を陳列する什器も、既製品を使用するのと別注で製作するのとでは、かなりの金額が違いますし、厨房器具でも新品でそろえる場合とテンポスバスターズなどで中古品を購入するのとでも大きな違いがあります。
お店の床材も、フローリング、テラコッタ(素焼きの焼き物)、リノリウム、塩ビ板のどれを使用するかによっても坪単価は○〜○○万円変わってきます。
このように店舗作りは、いい材料を使ってぜいたくに凝ったものを作ろうと思えば、いくらでも凝ることができますが、それに伴ってその分改装費もどんどん高くなってゆきます。
これらを踏まえたうえで、まずはインターネットを使ってあなたの地区の工務店を探してみましょう。
ある程度の規模の工務店ならば自社のHPを持ち、今までの施工実績を写真等で紹介していますから、それらを見比べてみて、あなたの感性に合いそうな会社を3〜5社をピックアップします。
各社に電話して、あなたが作りたい雑貨カフェのイメージを伝えて、まずは各社に見積もりを出してもらうようにお願いしましょう。
基本的に内装工事などは、坪単価で試算されますから、10坪の店舗スペースで坪50万円の工事ならば10×50万円=500万円
ということになります。
工務店に見積もりをi依頼する際には必ず 『 どれくらいのご予算で?』 とたずねられると思いますので、あなたの捻出できる予算を元に
「 総額○○○万円で収まるくらいでお願いします」と伝えれば、相手もそれなりに予算に見合った見積もりを出してくれるはずです。
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