個人規模の雑貨店にとってどのような商品を仕入れて販売するのかは、とても重要です。
今は、街中にさまざまな雑貨商品があふれていますから、どこにでもあるようなモノをただ単純に仕入れて並べただけでは、お客様はあなたのお店に魅力を感じてはくれません。
他にはないような、あなたのお店だけのオリジナル商品を販売できれば、他店との差別化もできますが、コンスタントに売上げを稼げるような商品を最初から仕入れることはなかなか難しいと言わざるおえません。
あなたがどのような系統や種類の雑貨を販売しようと考えられているかによりますが、お店で販売する雑貨商品を仕入るためには、一般的に以下のような方法があります。
それぞれの取引形態にメリットとデメリットがありますから、一概にどの仕入方法があなたのお店にあっているかはわかりません。
例えば、アジアンテイストの雑貨商品を販売したいのであれば、バリやベトナム、インドネシアなどの東南アジア諸国へ出向いて、現地で買い付けすれば驚くほど安い値段で商品を仕入れることができます。
まだ日本国内ではあまり販売されていないようなめずらしい雑貨商品に出会えることもあり、あなたのお店のオリジナリティーをアピールして、他店との差別化もできますが、現地(海外)まで仕入(買い付け)に行くことになりますから、いくら激安チケットを購入したとしても、国内で仕入れるよりもかなり割高の交通費(出張費)がかかります。
あなたがメインでお店の切り盛りをしている場合は、仕入に行っている現地滞在期間中は、当然お店を臨時休業することになりますから、その間の営業収益も減少します。
また、ハンドキャリーで運べない大きさの商品を仕入れた場合は、国際郵便や海外宅急便等を利用して、お店まで送るための高額な運送費もかかることになります。
このような面からも、お店の在庫商品が減ったからといって、たびたび仕入に行っていては利益分が仕入経費でくわれてしまうことにもなりかねません。
しかし考え方によっては、年に2回ほどお店の閑散期にあわせ、リフレッシュ休暇も兼ねて旅行気分で仕入に行くこともできます。
この場合は旅費分を経費として計上できますのでお店のお金で海外旅行に行けて雇われ社員で働いていた時にはできなかった、経営者としてのうま味もあります。
「 基本在庫となる毎月の商品仕入は、国内問屋を利用。 お店がひまな2月に、寒い日本を抜け出して、暖かい東南アジアでバカンスを兼ねた仕入で、同業他店にないようなめずらしい商品を探してくる!」
というような方法とることもできます。
もちろんお店が順調に売上を伸ばし、利益も充分に確保できるようになれば、従業員を雇って好きな時に仕入れに行くことも可能ですから、繁盛店をめざしてがんばりましょう。
また、上記でご紹介した仕入方法をうまく組み合わせて 「アクセサリー類は○○問屋で現金仕入、インテリア小物は○○メーカーとの直接取引、その他はネット卸から仕入れる
」というやり方もありますので、あなたのお店に一番あった便利で都合の良い方法を選んで下さい。
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