あなたが雑誌やショップで見つけた素敵な雑貨商品を、ぜひご自分のお店でも販売したいと思うならば、まずはそのメーカーに直接電話をして、営業担当者に新規の取引をお願いしなければなりません。
また、最近ではある程度の規模の会社であれば、自社商品PRのためにもHPを開設しているメーカーも多く見受けられますので、そちらの問い合わせフォーム等からお願いできる場合もあります。
メーカーサイドでは新規の取引要請を受けた場合、通常はまず、あなたがお店のオープンを予定している近所に既存の取引店がないか?をその地区の営業担当者に確かめます。
先ほどの項でも解説したように、地域バッティングやそのメーカーが考えるイメージ戦略(※デザイン性の高い商品を扱っているメーカーなどはお店の外観や内装、出店場所などがブランドのイメージと合っているかを重要視する場合があります)等の問題がなければ、取引開始となり、ショールームや展示会に出向いて商品を仕入れることになります。
この時に注意しておかなければならないのは、商品を1点からでも気楽に仕入れることができる現金卸問屋とは違って、メーカーとの商取引では、年間ある程度の金額を仕入れすることになりますから、気に入ったラインの商品を数点だけというような取引方法は、まず受け付けてもらえません。
通常、ファッション系雑誌やインテリア雑誌等に紹介されている雑貨商品は、わずか数点ほどが掲載されているにすぎませんから、その商品のイメージだけでメーカーとの取引を申請した場合などでは、ショールームを訪れて、展示されている他の商品群が、期待していたモノと違うようなことはよくあります。
各メーカーのショールームにそれぞれ足を運んで、あなたが望むような雑貨商品の仕入先を見つけてくるのはとても大変な作業となり、労力と時間が必要となります。
そこで、もっと効率よく新規のメーカーを探す方法としておすすめするのは、毎年春と秋に開催される東京インターナショナルギフトショーを利用することです。
インターナショナルギフトショーは、東京、大阪、福岡の国内3会場で開催されますが、特に東京インターナショナルギフトショーは国内最大級の雑貨見本市で、会場となる東京ビッグサイトには、30万点にものぼるさまざまな商品が展示されています。
服飾関連雑貨からインテリア雑貨、アジアン雑貨から北欧雑貨まで、多種多様なメーカーが各ブースごとに分かれ、展示商談会を行っていますから、陳列されている商品群を見れば、このメーカーがどのような商品を扱っているのかが一目瞭然です。
東京インターナショナルギフトショーの利用は無料ですが、会場内に入るには受付に入場券を提示して、店名の入ったネームタグをもらわなければなりません。
基本的に業者向けの商談展示見本市となりますから、一般素人の方は入場できないようになっています。
主催者の(株)ビジネスガイド社に事前に請求しておくと郵送でギフトショーの案内パンフレットと入場券が送られてきます。

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