カフェコーナーでお出しするメニューを決めましょう。
ドリンク類だけにするのか、パスタやサンドウィッチなどの軽食類も作るのか?
はたまた、腕に自信のある方は、日替わりや週替わりのランチを出し、夜にはちょっとしたディナーもお出しするのか?
カフェでどのような飲食類を提供するかは、雑貨商品の陳列販売スペースとカフェスペースをどれくらいの割合で構成したお店を作るのかによって大きく影響されます。
主に雑貨の販売が中心で、カフェコーナーはカウンター席のみという 『 雑貨店の奥にカフェコーナーがある!』
ようなイメージのお店作りを考えられている場合は、必然的にカフェのメニューは、コーヒーや紅茶などのドリンク類が中心となってきます。
フードメニューとしては、ちょっとしたケーキ類や簡単に調理できるパスタやサンドウィッチ、カレーやピラフくらいが精一杯だと思われます。
その逆にテーブル席を中心としたカフェスペースをメインに考え、店舗内のコーナー部分などに簡単な陳列什器を並べて、小物中心の雑貨類を販売するようなイメージのお店を考えられている場合は、カフェでの売上げがメインとなりますから、ある程度の厨房器具をそろえて、ランチからディナーまでの幅広いメニューを提供する必要があります。
また客単価を上げるために、ディナータイムにグラスワインなどの軽いアルコール類もお出しする場合などは、それなりのお酒に合うメニューも当然考えておかなければなりません。
フードメニューを 『 いくらでお出しするのか?』 基本となる各料理メニューの値段もオープンまでに決めておきましょう。
そのためにも食材を納品してもらう専門業者を決めて、使用する食材の見積もり価格から原価を計算しなければなりません。
飲食を提供するお店では、一般的に毎月の家賃の10倍ほどの売上げがあればビジネス面からも理想的だといわれています。
カフェでお出しする料理の原価率は30〜35%ほどが標準ですから、各メニューのレシピを作り、必要な食材や調味料の量をはかって、原価を算出しましょう。
( ※ 雑貨商品の場合、原価率は60%前後になります)
仮に○○というメニューの原価が300円だった場合、その料理のお値段は850〜1000円で提供するのが妥当な金額になります。
1人分の量で原価を計算する時に少量過ぎて難しい場合は、10人分のレシピを作り、あとで10分の1にすれば、簡単にできます。
お店がオープンしてから20人分の仕込みをするならばこのレシピをもとに2倍を仕込めば良い事になります。
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